五箇山(国指定重要文化財)

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五箇山:一覧

名 称
建築年
内 容
場 所
備 考
岩瀬家住宅・江戸後期・木造4階建、切妻
茅葺、平入
・桁行24.4m
・梁間12.7m
・合掌造
・富山県
・南砺市
・西赤尾町
・五箇山
・岩瀬家住宅は加賀藩焔硝上煮役を務めた藤井長右衛門の役宅兼住宅だった建物を江戸時代末期に岩瀬家が所有したもので、五箇山に残る合掌造の古民家の中でも大規模で格式の高い造りになっています。岩瀬家住宅は国指定重要文化財に指定されています。
羽馬家住宅・寛文年間・木造3階建、切妻
茅葺、妻入
・桁行8.19m
・梁間11.37m
・合掌造
・富山県
・南砺市
・田向
・五箇山
・現在、五箇山に残る合掌造りの古民家の中でも最古級の建物で、合掌造りの変遷、発展の過程が判る遺構として大変貴重な存在です。羽馬家住宅は国指定重要文化財に指定されています。
村上家住宅・江戸中期・木造4階建、切妻
・茅葺、妻入
・桁行10.7m
・梁間20.4m
・合掌造
・富山県
・南砺市
・上梨
・五箇山
・村上家住宅は伝承によると天正6年(1578)に建てられたと伝わる古建築で、生業だった焔硝造や養蚕が主屋内で行われていました。現在は資料館として一般公開され、多くの資料が展示されています。村上家住宅は国指定重要文化財に指定されています。
白山宮・文亀2年・一間社流造
・見世棚造、板葺
・富山県
・南砺市
・上梨
・五箇山
・奈良時代に白山を開山した修験道の高僧として知られる泰澄大師により創建された神社で、古くから上梨集落の鎮守として信仰されてきました。本殿は富山県の木造建築最古の建物で大変貴重な遺構で国指定重要文化財に指定されています。
・菅沼集落・周囲を山で囲まれ5つの谷がある事から五箇山と呼ばれる地域に位置する茅葺屋根集落です。菅沼集落には合掌造と呼ばれる主に五箇山(富山県南砺市)と白川郷(岐阜県白川村)に見られる古民家が9棟残されています。明治時代後期以降、近代化の波やダム建設に伴い、合掌造りの古民家や集落が次々と失われる中、菅沼集落は奇跡的に当時の集落景観が残され、国重要伝統的建造物群保存地区の他、国指定史跡、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
・相倉集落・相倉集落は菅沼集落と同様に五箇山に位置し、合掌造の茅葺屋根集落です。相倉集落の発生期限は判りませんが、村役を歴任してきた図書家は平安時代末期の寿永2年(1183)に行われ倶利伽羅峠(富山県小矢部市・石川県河北郡津幡町)の戦いで木曽義仲率いる源氏に敗れた平家の落ち武者の後裔とされ、それがた正しければ、平安時代には集落として成立していたと思われます。室町時代後期になると五箇山全域に浄土真宗が盛んなり天文21年(1552)には図書了観が真宗念仏道場を設けています。相倉集落には図書家が別当として祭祀を司った念仏道場が発展した相念寺と西本願寺派の門徒による西方念仏道場があり、小さな集落ですが、信仰の篤さが現在でも息づいています。相倉集落は菅沼集落と同様に、国重要伝統的建造物群保存地区の他、国指定史跡、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

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