名 称 | 建築年 | 内 容 | 場 所 | 備考 |
・堂山王子神社 | ・文化2年 |
堂山王子神社は大同2年(807)に坂上田村麻呂が創建したと伝わる神社です。古くから神仏習合し、境内には旧仁王門と思われる神社山門(内部には青色に塗られた仁王像と木造神馬が安置されています)が建立されています。本殿は別当寺院だった堂山寺の観音堂だった建物で、室町時代中期の御堂建築の遺構として大変貴重な事から国指定重要文化財に指定されています。仙道三十三観音第7番札所でもあります。
堂山王子神社:動画
| ・福島県 ・田村市 | |
・大鏑矢神社 | |
大鏑矢神社は延暦20年に坂上田村麻呂が戦勝祈願した神社として知られています。社号も坂上田村麻呂が鞍掛山から鏑矢を放った故事に由来しています。その後は歴代領主である北畠氏や結城氏、田村氏などが崇敬庇護しました。江戸時代に入ると三春藩主だった秋田氏から庇護され社領の安堵や社殿の造営などが行われています。
大鏑矢神社:動画
| ・福島県 ・田村市 | |
・田村大元神社 | ・慶応3年 |
現在の田村大元神社は永正元年(1504)に田村義顕が三春城に本拠を移した際に三春に遷座しました。坂上田村麻呂の後裔とされる田村氏が崇敬庇護し、江戸時代は三春藩主となった秋田氏が庇護しました。古くから神仏習合していましたが、明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏教色が一掃され田村大元神社となっています。境内には明王堂などの仏教色の強い建物は破却されましたが、仁王門は神社山門(金剛力士像安置)として残されています。
田村大元神社:動画
| ・福島県 ・三春町 | 町指定 |
・二本松神社 | |
二本松神社は久安年間に安達盛長によって創建された神社です。中世は周辺を支配した畠山氏によって庇護され、江戸時代に入ると二本松藩の藩主となった丹羽氏の崇敬社となり、領内総鎮守という格式を得ています。安達氏は熊野大社、畠山氏は八幡神社を勧請した為、境内には2社が並列して祀られていましたが明治時代以降に二本松神社となっています。例祭である「二本松の提灯祭り」は江戸時代初期から続く伝統ある行事で、日本三大提灯祭りに数えられ福島県指定無形民俗文化財に指定されています。
二本松神社:動画
| ・福島県 ・二本松市 | |
・心清水八幡神社 | |
心清水八幡神社は天喜3年に源頼義、源義家の親子により創建された神社です。河沼郡の総鎮守として歴代領主から崇敬庇護され、特に江戸時代には会津藩主松平家から会津五大社に定められ篤く帰依されました。翠山の山頂に設けられた本殿は江戸時代末期に建てられたもので会津藩が造営した最後の社殿建築とされます。社宝である「塔寺八幡宮長帳」と「銅製鰐口」は国指定重要文化財に指定されています。
心清水八幡神社:動画
| ・福島県 ・会津坂下町 | |
・伊佐須美神社 | |
伊佐須美神社は何時頃から祀られているのかは不詳ですが、伝承によると崇神天皇10年に当地を開発した大毘古命と建沼河別命が天津嶽の山頂に伊弉諾尊、伊弉冉尊を祀る社を設けて創建したと伝えられています。古くから格式が高く延喜式神名帳では名神大社として記載され会津総鎮守、奥州二宮、岩代一宮とも言われています。歴代領主から崇敬庇護され、特に長く会津地方を支配していた芦名氏からは篤く信仰され社殿の造営などが行われました。江戸時代に入ると会津藩主松平家が庇護し会津大鎮守六社に指定され特別待遇されています。
伊佐須美神社:動画
| ・福島県 ・会津美里町 | |