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 神社山門: 二村神社

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二村神社

二村神社(兵庫県篠山市味間)
【 概 要 】−二村神社は文明14年に本社である二村神社から味間村の庄屋が神輿を強奪し、その神輿を御神体として創建した神社です。その後は領主である波多野氏の庇護を受け繁栄しましたが、戦国時代に織田信長に従った明智光秀との戦いに敗れた波多野氏が没落した為、庇護者を失い衰微しました。

【 場 所 】−兵庫県篠山市味間

【 構 造 】−切妻、桟瓦葺、三間一戸、八脚単層門

【 備 考 】−本社となる二村神社は延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳に式内社(当時は二尊神社)として記載された格式の高い神社で酒井庄・大山庄・宮田庄・小野原庄の住民から篤く信仰されていたそうです。それが、文明14年(1482)の例祭の際、酒井庄の首座を巡り、争いになり味間村の名主は神輿を強奪、真南条村の名主は御神体を強奪、板井村の名主は獅子頭等を強奪、西吹村の名主は馬具を強奪、栗栖村の名主は鉾幣を強奪、その場に居合わせなかった矢代新村に名主は空の椀箱だけを持って帰ったそうです。そして、各村々は強奪したものを御神体として二村神社を創建しています。当社は、強奪した神輿を西古佐村字イミノ木(現在の神興谷)に仮社殿を設けて一時安置され、その後現在地である味間村字松本に遷座し社殿が造営されたと伝えられています。

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