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 神社山門: 賀茂神社

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賀茂神社

賀茂神社(兵庫県たつの市御津町)
【 概 要 】−賀茂神社は何時頃から祭られていたのかは判りませんが、本社である賀茂別雷神社の荘園の守護神として平安時代頃に創建されたと推定されています。当地は海上交通の要衝だった事から海運や漁業関係者から篤く信仰され、平清盛やシーボルトなども参拝に訪れています。本殿は江戸時代中期に建てられたもので国指定重要文化財に指定されています。又、多くの社殿が国指定重要文化財、神社山門はたつの市指定文化財に指定されています。

【 場 所 】−兵庫県たつの市御津町室津

【 構 造 】−切妻、檜皮葺、一間一戸、四脚門

【 備 考 】−当地に伝わる伝承によると、神武天皇が九州の日向から大和に東征する際、備前の高島宮に陣を留め、これより先に先導役となった賀茂建角身命が当地に逸早く乗り込むと入江一帯を蔓延る藤蔦を斧・鉈・鎌の三刃によって切り払い東征軍の軍船が入港出来る港を築造しました。賀茂建角身命は港が完成すると「我が造りし港内を見れば山三方囲み誠に室の如し」と発した事から「室津」の地名の由来になったと伝えられています。賀茂建角身命は賀茂御祖神社(下鴨神社)の祭神で、御子神である建玉依比売命は丹塗矢に化身した火雷神を近くの床に置くと、上賀茂神社の祭神である賀茂別雷命を懐妊し出産したとの神話が残されている事から、平安時代後期の寛治4年(1090)に当地が京都賀茂別雷神社の御厨となり、その守護神として当社が創建し、賀茂別雷神が祭られるようになってから流布したのかも知れません。

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