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 神社山門: 黒谷若宮八幡宮

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黒谷若宮八幡宮

黒谷若宮八幡宮(兵庫県加東市)
【 概 要 】−黒谷若宮八幡宮本殿は室町時代後期に建てられた貴重なものとして国指定重要文化財に指定されています。

【 場 所 】−兵庫県加東市黒谷

【 構 造 】−入母屋、桟瓦葺、三間一戸、八脚単層門

【 備 考 】−伝承によると、安土桃山時代に三木城(兵庫県三木市本町)が織田家の家臣だった羽柴秀吉に攻められ落城、別所長治の家臣13名が城内から逃れ際、城の守護神だった八幡神を当地に祭ったのが始まりとされます。確かに三木城の隣地には大宮八幡宮が鎮座し別所氏からの信仰が篤かったのは事実ですが、三木城が落城したのは天正8年(1580)、一方、現在の黒谷若宮八幡宮本殿は軒札により永禄7年(1564)に造営した事が明確な為、16年の開きがあり素直に伝承を受け入れる訳にはいかないようです。個人的には本殿の規模や意匠が優れてる事からも領主級の大旦那の必要性が推察される事から中世当地を支配した田尻氏と関係があった印象を受け、本拠だった田尻館からは北東に位置する事から鬼門鎮守だった可能性もあります。又、当時の当主だった田尻甲斐守忠行は三木合戦の際には三木城に立て籠もり討死、嫡男忠政は念佛村に所領を許された事から上記の伝承の繋がったとも考えられます(私論ですが)。

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