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 神社山門: 八幡神社

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八幡神社

八幡神社(長野県佐久市蓬田)

八幡神社(長野県佐久市蓬田)

【 概 要 】−八幡神社は貞観元年に滋野貞秀が創建した古社で、古くから近郷7郷の総社として信仰されてきました。その後は歴代領主である滋野氏や武田氏、酒井氏、石川氏、牧野氏が庇護し、社領の寄進や社殿の造営が行われました。境内には古建築物が多く、高良社社殿は国指定重要文化財、本殿と随神門(神社山門)は佐久市指定文化財に指定されています。

【 場 所 】−長野県佐久市蓬田

【 構 造 】−入母屋、桟瓦葺、三間一戸、八脚楼門・切妻、銅板葺き、一間一戸

【 備 考 】−八幡神社を創建したと伝わる滋野貞秀は滋野家譯(楢原綿麿の長男)の4男です。一般的には滋野家譯の長男である滋野貞主の推薦により一族が信濃の国司に就任した為に信濃へ下向したとされる事から、貞秀も従い当地に配されたと思われます。貞主の長男である恒蔭は日本三代実録によると貞観10年(868年)に信濃介となり、貞観12年(870)には一族と思われる滋野善言が信濃守に就任しています。滋野氏は信濃国に土着し、天暦4年(950)に滋野恒信が望月牧監に就任、信濃国小県郡海野荘(現在の長野県東御市本海野)に拠点を移した事で地名に因み「海野」姓が発生し、海野幸恒の長男海野幸明の3男の重俊が佐久郡望月邑に配された事で「望月」姓が発生しています。以来、八幡神社は望月氏(滋野姓)が戦国時代に滅ぶまで庇護されています。

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