名 称 | 建築年 | 内 容 | 場 所 | 備考 |
・須佐神社 | |
須佐神社は何時頃から祀られているのかは不詳ですが奈良時代に成立した「出雲国風土記」や平安時代に成立した延喜式神名帳に記載されていた古社です。境内は須佐之男命の終焉地とも云われ、古くから聖地として神聖視され、歴代領主からも崇敬庇護されました。社宝である兵庫鎖太刀は国指定重要文化財に指定されています。本殿は室町時代後期に建てられたもので島根県指定文化財に指定されています。
| ・島根県 ・出雲市 | |
・日御碕神社 | ・寛永14年 |
日御碕神社は天葺根命が文島に天照大神を祭り創建した古社です。伊勢神宮とは対を成す神社とされ、伊勢神宮が日の出、日御碕神社が日没を司るとも云われてます。天歴2年に村上天皇の勅願により現在地に遷座し社殿が造営されました。格式も高く、奈良時代に成立した出雲国風土記に列記され平安時代に成立した延喜式神名帳には式内社として記載されていました。歴代朝廷や為政者、領主から崇敬され、最盛期には4千石、江戸時代は600石の社領が安堵されていました。社殿の多くは江戸時代初期に3代将軍徳川家光により造営されたもので国指定重要文化財に指定されています。
| ・島根県 ・出雲市 | 国指定 |
・山辺神社 | |
山辺神社は白雉3年に石上神宮の祭神を祭り創建されました。平安時代に成立した延喜式神名帳には式内社として記載されました。例祭である、「ホーランエー」は石見三大祭の一つとされます。
| ・島根県 ・江津市 | |
・柿本神社 | ・延宝9年 |
柿本神社は聖武天皇の勅願で神亀年間に創建された古社です。創建当時は柿本人麿の終焉の地とされる日本海に浮かぶ鴨島に鎮座していたとされますが、万寿3年の大地震により鴨島が海中に没しました。しかし、不思議な事に御神体だけが松崎の浜辺に流れ着き再び祭られるようになっています。その後は歴代領主から崇敬庇護され社領の寄進や社殿の造営が繰り返され社運も隆盛しました。江戸時代に入ると石見銀山奉行の大久保長安や歴代津和野藩主が庇護し、延宝9年には亀井茲親が現在地に境内を移し社殿が造営されています。本殿は江戸時代中期に建てられたもので島根県指定文化財に指定されています。
| ・島根県 ・益田市 | |
・住吉神社 | |
住吉神社は鎌倉時代初期に七尾城が築かれた際に城の鎮守社として創建された神社です。歴代七尾城主から崇敬庇護され社運も隆盛しましたが、城主である益田氏は関ヶ原に戦いで西軍の総大将として敗北し周防、長門の2ヶ国に減封された毛利輝元に従った為に当地を離れた為に七尾城が廃城となり当社も衰微しました。
| ・島根県 ・益田市 | |
・鷲原八幡宮 | ・永禄11年 |
鷲原八幡宮は平安時代に創建された古社で宇佐八幡宮や鶴岡八幡宮の祭神が祭られています。歴代領主から崇敬庇護され、室町時代に入り津和野城が築かれると現在地に遷座しました。江戸時代に入ると歴代津和野藩主から庇護され津和野藩三大社の筆頭として格付けられ篤く信仰されました。本殿と楼門(神社山門)は室町時代後期の永禄11年、拝殿は江戸時代中期の正徳元年に造営されたもので、何れも国指定重要文化財に指定されています。又、流鏑馬馬場は島根県指定史跡に指定されています。
| ・島根県 ・津和野町 | 国指定 |