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 神社山門: 穴切大神社

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穴切大神社

穴切大神社(山梨県甲府市宝)
【 概 要 】穴切大神社(山梨県甲府市)は何時頃から祀られていたのかは判りませんが、古代に甲府盆地が湖だった時、山を切り崩して水を抜き肥沃の土地に開発した際、国土開発の神である大己貴命又は穴切明神、又は蹴裂明神を祀るようになったとの伝承が残されています。又、周辺には縄文時代や弥生時代、古墳時代、平安時代と遺跡が発見されてる事から比較的早くから開発が行われていた事が窺えます。何れもしても当地域の産土神として崇敬され、江戸時代には甲府城に勤める甲府勤番(武士)からも篤く信仰されています。

【 場 所 】山梨県甲府市宝2丁目

【 構 造 】−入母屋、銅板葺き、三間一戸、八脚楼門

【 備 考 】−この手の湖水伝説は全国にも見られますが、実際に調査すると殆どは湖では無かったそうです。甲府の伝説の真偽の程は判りませんが当地の開発する過程で大規模な土木工事が行われた事や、大洪水により一時的に湖面のように水が溜まりそれを排水する工事が行われた事などが伝説の基になったのかも知れません。社号から察すると、本来は山に穴を開けて湖の水を排出させた穴切大明神が祭られていたと思われますが、現在はその神様は祭られていません。いったいどこに行ったのでしょうか?早く帰ってきてもらいたものです。因みに、山を蹴り飛ばして排水した蹴裂大明神(佐久大明神)は山梨県東八代郡中道町上向山に鎮座している佐久神社に祭られています。由緒ある神社の割には境内はややこじんまりとして住宅街に埋もれた印象ですが、逆に随神が安置されている随神門は甲府県内の神社では珍しい楼門形式の神社山門を採用しています。建物全体は華美な装飾が少なく素木造り、木鼻などにはしっかりとした彫刻が見られるものの江戸時代後期の社寺建築に見られるような建物全体を彫刻で満たすような事はなかったようです。

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