皆神山

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皆神山
【 皆神山:概要 】 長野県長野市松代に位置する標高659mの低山です。火山活動により成型した溶岩ドームですが、火山が爆発した訳ではなく特異な経緯を経ていた事から、山頂付近では度々発光現象や火の玉が飛ぶなどの怪奇現象が発生し昭和に入ると群発地震も発生しています。古代から信仰の対象になったようで、中腹から山頂にかけては小規模ながら複数の古墳が点在し、当時の豪族が聖地として埋葬地にしたのかも知れません。その内の1つは岩戸神社として祭られ、古墳の石室が何故か皆神山(ピラミッド)の内部に続いている入口と流布されています。山頂には奈良時代に創建されたと伝わる熊野出速雄神社(皆神神社)が鎮座ししています。皆神神社の境内にはこちらも理由が判らないものの「底無し沼」と呼ばれる池がありク低山としては大変珍しいクロサンショウウオが生息し、名称「皆神山のクロサンショウウオの産卵池」として長野市指定天然記念物に指定されています。太平洋戦争末期になると東京にも度々空襲による爆撃が行われるようになり、本土決戦に備えて大本営や皇居を皆神山に移転する計画があり、長大な地下壕が設けられました。明治時代に大本教の出口王仁三郎が皆神山を世界の中心と唱え、その後にオカルトブームが到来すると、皆神山を世界最大のピラミッドと勘違いする人が増え、山頂の駐車場にもピラミッドの案内板が設置されています。

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