三国街道(歴史の道百選): 二居宿

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三国街道(歴史の道百選)・二居宿(新潟県湯沢町)
【 二居宿:概要 】 二居宿(新潟県湯沢町)は三国街道の宿場町として成立した町です。現在でも明治2年(1689)に再建された本陣職を担った富沢家住宅が残され湯沢町指定史跡に指定されています。富沢家は江戸時代初期に三国街道が開削され二居宿が開宿して以来、本陣と問屋、庄屋などを独占する旧家で、屋敷も宿場町の中央付近に位置し、背後の高台には鎮守である二居神社が境内を構えています。慶応4年(1868)には北越戦争の前哨戦となる三国峠の戦いが発生し、会津藩が兵力差を悟り撤退した際、新政府軍に利用されないように二居宿に火を掛け多くの家屋が焼失し本陣である富沢家住宅も類焼しています。明治時代に入ると街道制度が撤廃され本陣の意味合いも失われましたが、富沢家は本陣の格式をそのまま継承し、身分の高い人物が利用する上段の間には床の間や違い棚、書院、入側、花頭窓などがしつらえています。

二居宿(新潟県湯沢町):動画

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