開善寺: 楼門

写 真
リンク
開善寺(福井県・勝山市)

開善寺(福井県・勝山市)概要: 開善寺は建武の新政時の建武2年(1335)に小笠原家の菩提寺として創建された開善寺を前身としています。小笠原家は信濃守護職を担った名族ですが、時代が下がると、大きく深志(長野県松本市)・松尾(長野県飯田市松尾)・鈴岡(長野県飯田市鈴岡)に分立し、開善寺は松尾小笠原家の菩提寺となりました。松尾小笠原家は同族である深志小笠原家に敗れると武田信玄(躑躅ヶ崎館の城主)を頼り甲斐国に逃れ、武田家の伊那侵攻に大きな功績を挙げ、松尾城に復権し、武田家が滅ぶと、織田家を経て徳川家康に臣従しています。開善寺は当初は本拠である信州松尾に境内を構えていましたが、小笠原家が本拠地を本庄、古河、関宿、高須と移る毎に随行又は創建され、元禄4年(1691)に小笠原貞信が勝山藩主として入封した際に現在地に境内を構えました。以後、歴代勝山藩主小笠原家の菩提寺として庇護され、領内の中心的な寺院として発展しました。初代小笠原貞信・2代信辰・3代信成・4代信胤・5代信房・6代長教・7代長貴・8代長守の墓碑が建立され勝山市指定史跡に指定されています。開善寺山門は入母屋、桟瓦葺、一間一戸、四脚楼門、外壁は真壁造り板張り、上層部は柱のみの吹き放し、高欄付。

開善寺:動画

※ 当サイト「全国楼門建築」は資料や案内板、パンフレットなどを参考にして編纂していますが、個人的な意見も含まれている為、最終確認は自らの責任により最終確認してください。又、写真や文章のコピーは遠慮してください。

ホーム
全国:楼門
福井県1
福井県2
福井県3
福井県4
称名寺
専照寺
宝円寺
成願寺
萬慶寺
三國神社
妙海寺
永建寺
円徳寺
光明寺
開善寺
須波阿須疑神社
永平寺
高成寺
常高寺
長源寺
明通寺
徳賞寺
諦応寺
大成寺