新長谷寺: 楼門

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新長谷寺(岐阜県・関市)

新長谷寺(岐阜県・関市)概要: 新長谷寺は鎌倉時代初期の貞応元年(1222)に後堀河天皇(第86代天皇・在位:承久3年1221年〜貞永元年1232年)の勅命で弘法大師空海から4代目の孫にあたる護認上人によって開かれた寺院です。当地域の名刹として天皇の勅願寺や、領主の帰依寺として寺運が隆盛しています。鎌倉時代末期と室町時代に火災により境内が荒廃しますが、その後、多くの堂宇が随時再建されています。江戸時代に入ると初代将軍徳川家の庇護となり堂宇が造営されています。新長谷寺山門は江戸時代中期の宝暦3年(1753)に造営されたもので、入母屋、桟瓦葺き、正面軒唐破風、三間一戸、八脚楼門、外壁は真壁造り板張り、上層部高欄付、下層部仁王像(金剛力士像・二王尊・伝:運慶作)安置、関市指定文化財に指定されています。新長谷寺本堂(国指定重要文化財)は室町時代中期の寛正元年(1460)に造営された建物で、入母屋、檜皮葺、桁行5間、梁間5間、正面1間向拝付き、内部には本尊である十一面観世音菩薩(制作年:鎌倉時代・国指定重要文化財)が安置されています。三重塔は寛正4年に建てられたもので、三間三重塔婆、桧皮葺、高さ20.1m、国指定重要文化財に指定されています。

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