岐阜県の楼門建築4

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名 称
内   容
場  所
・東円寺○東円寺の本尊である木造薬師如来坐像(国指定重要文化財)は平安時代の高僧で日本の天台宗の開祖とされる伝教大師最澄が彫刻したもので、伝承によると、この薬師如来像の正面を馬に乗ったまま通り過すと必ず落馬し大怪我をした事から、薬師如来像を後ろ向きに安置したそうです。この事から何時しか「後向薬師」と呼ばれるようになり広く信仰されるようになったと伝えられています。楼門は天明3年(1783)に建てられたもので三間一戸、切妻、桟瓦葺、三間一戸、四脚門、上部鐘撞堂(鐘楼門)。

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・岐阜県
・中津川市
・大雄寺○大雄寺は吉城郡上広瀬村に善恵房証空上人によって開かれた寺院で、戦国時代に金森長近が高山城を築城した際に境内を現在地に移され改めて開山しています。楼門は文化4年(1807)に造営された古建築物で入母屋、銅板葺、三間一戸、八脚2重楼門、高山市指定文化財に指定されています。

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・岐阜県
・高山市
・雲龍寺○雲龍寺は白山を開山した名僧泰澄大師が当地に勧請した白山社の鎮護寺として創建された寺院です。室町時代に入り天台宗から曹洞宗に改め、戦国時代には高山城の城主金森長近の長子である金森長則の菩提寺となっています。元禄5年(1692)に金森家が上山藩に移封となり高山藩が廃藩、それに伴い高山城が廃城になると、高山城の2の丸に建立されていた黄雲閣が雲龍寺の山門として移築されています。山門は宝形屋根、銅板葺、三間一戸、四脚鐘楼門、高山市指定文化財に指定されています。

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・岐阜県
・高山市
・明善寺○明善寺の創建は判りませんが延享5年(1748)に白川八幡神社の別当寺院として現在地に境内を移し中興開山した寺院です。山門は享和元年(1801)に造営されたもので入母屋、茅葺、一間一戸、四脚鐘楼門、棟梁は加藤定七、岐阜県指定文化財に指定されています。境内一帯はユネスコによる世界遺産に選定される白川郷で明善寺は山門(鐘楼門)だけでなく、本堂(白川村指定文化財)、庫裏(岐阜県指定文化財)共に茅葺屋根で景観に大きく寄与しています。

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・岐阜県
・白川村
・新長谷寺○新長谷寺は鎌倉時代初期に弘法大師空海から4代目の孫にあたる護認上人によって開かれた寺院です。当地域の名刹として天皇の勅願寺や、領主の帰依寺として寺運が隆盛しています。鎌倉時代末期と室町時代に火災により境内が荒廃しますが、その後、多くの堂宇が随時再建されています。江戸時代に入ると徳川家の庇護となり堂宇が造営されています。山門は宝暦3年に造営されたもので入母屋、桧皮葺、三間一戸、八脚楼門、関市指定文化財に指定されています。

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・岐阜県
・関市
・長国寺○行基菩薩、西行上人縁の寺院です。山門は入母屋、本瓦葺、正面唐破風、一間一戸、四脚楼門。

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・岐阜県
・恵那市
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