不動院: 楼門

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不動院(茨城県・つくばみらい市)

不動院(茨城県・つくばみらい市)概要: 清安山不動院願成寺は平安時代初期の大同3年(808)、高僧として知られた弘法大師空海が全国を巡錫し当地に錫を留めた際、自ら一刀三礼により彫刻された不動明王像(国指定重要文化財・※学術的には平安時代後期の作)を本尊として創建された寺院です。不動明王像は子宝、安産、子育てに御利益があるとして「安産子育不動尊」の異名があり、北関東三十六不動尊霊場第36番札所(結願寺)に選定されています。その後衰微しましたが室町時代初期に祥海和尚が中興し境内が整備されています。戦国時代の兵火により再び境内が荒廃しましたが江戸時代中期の元禄年間(1688〜1704年)に住職である秀海によって再興されています。不動院山門は再興された当時の元禄13年(1700)に再建されたもので三間一戸、入母屋、銅瓦棒葺き、八脚楼門、桁行3間、梁間2間、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、木部朱塗り(彫刻部は白塗り)、上層部には高欄が廻り、下層部正面左右には仁王像、背面には不動明王の使者である白犬が安置、江戸時代中期の楼門建築の遺構して貴重な事から茨城県指定文化財に指定されています。

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