法然寺: 竜宮門

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法然寺(茨城県・常陸太田市)

法然寺(茨城県・常陸太田市)概要: 法然寺は南北朝時代の延元元年(1336)に太田城の城主で常陸国守護職を担った佐竹義篤(佐竹家9代目当主)が開基となり蓮勝上人を開山者に招いて創建された寺院です。蓮勝房永慶は佐竹義繁(佐竹家4代目当主)の5男で浄土宗に帰依した事から出家して蓮華寺(神奈川県鎌倉市・現在の天照山蓮華院光明寺:浄土宗鎮西義白旗派大本山)に入り良暁上人に師事し厳しい修行を行いました。その後、草地山蓮華院常福寺第五祖に就任し布教に尽力していた際に佐竹義篤に招かれ法然寺を開山しました。佐竹家は関ケ原の戦いで東西中立を保った事で久保田藩(秋田県秋田市・本城:久保田城)に移封になるまで常陸国の大大名として長く当地を支配した為、法然寺は縁の寺院として庇護され寺運も隆盛しました。山門は入母屋、桟瓦葺(下屋庇:桟瓦葺き)、三間一戸、竜宮門形式(中国風楼門建築)、外壁は大壁造り白漆喰仕上げ、上層部中央には丸窓、風神と雷神のレリーフが施され、「蓮勝精舎」の扁額が掲げられています。本堂には鎌倉時代の仏師・藤原定朝が制作したと伝わる阿弥陀如来像が本尊として安置されています。

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