清滝寺: 楼門

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清滝寺(茨城県・土浦市)

清滝寺(茨城県・土浦市)概要: 清滝寺は推古天皇15年(607)に聖徳太子(推古天皇の摂政)により創建されたとも、筑波山の神が龍ヶ峰山に遊びに来た際に喉が渇いた為、天の鉾を突いて霊泉を出現させた霊地に奈良時代の高僧として知られる行基菩薩が巡錫で当地を訪れた際に、行基が彫刻した観音像を安置して創建したとも云われています。その後、平安時代に徳一大師、又は花山法皇が中興し、重病を患った小野小町が平癒の祈願をする為に訪れたとの伝説も残されています。中世に入ると、長く当地を支配した小田城の城主小田氏が篤く帰依し、その庇護により寺運も隆盛しました。戦国時代の兵火と、小田氏の没落により衰微しましたが、江戸時代に入ると徳川将軍家から寺領を安堵されてます。明治時代の神仏分離令とその後に吹き荒れた廃仏毀釈運動により衰微し、昭和44年(1969)の火災で山門以外の多く建物が焼失して境内が荒廃しました。山門は江戸時代後期の天保年間(1830〜1844年)に造営されたもので、三間一戸、入母屋、銅瓦棒葺、八脚楼門、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、木部朱塗り、彫刻部は極彩色、上層部高欄付、下層部左右には仁王像安置。坂東三十三箇所第26番札所。

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