本念寺: 楼門

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本念寺(石川県・羽咋市)

本念寺(石川県・羽咋市)概要: 本念寺は当地の鎮守である羽咋神社の別当だった寺院です。羽咋神社は垂仁天皇(第11代天皇)の皇子とされる磐衝別命が羽咋を拠点に能登地方を開発、その御子である磐城別王命が羽咋の国造に就任時に父親を御霊を祭る社を設けて創建した古社です。平安時代中期に成立した延喜式神名帳にも羽咋神社は式内社として記載され、古くから当地の産土神として信仰されてきました。本念寺が何時頃から開かれたのは判りませんが、鎌倉時代には寺号「白鳳寺」を掲げる真言宗の寺院でしたが、鎌倉時代後期に寺号を「本念寺」に改め、浄土宗の寺院となっています。室町時代には一向一揆の重要拠点の一つとなり、天文7年(1538)には能登国守護職である畠山家の一族と思われる畠山九郎に協力し、畠山家の内紛に大きく関わっています。文化的にも羽咋神社と繋がりが深く、羽咋神社の例祭で奉納されていた唐戸山神事相撲は江戸時代には既に本念寺の法要行事として行われるようになっていて、明治時代の神仏分離令後は再び、羽咋神社の例祭となり大関が本念寺の高張提灯を授与するなど神仏習合時代の名残が見られます。山門は入母屋、桟瓦葺、三間三戸、八脚二重楼門。

本念寺:動画

羽咋神社:動画

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