大通寺: 楼門

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大通寺(長野県・木曽町)

大通寺(長野県・木曽町)概要: 大通寺は江戸時代初頭に関ヶ原の戦いで、徳川秀忠軍の中山道進軍の案内役として功のあった山村良勝(2代目木曽代官)が開基となり柱山和尚を招いて創建された寺院です。境内は永正6年(1509)に木曽義在によって築かれた上之段城の跡地で、木曽家が下総国海上郡阿知戸領(現在の千葉県旭市)の移封となり廃城となった後も旧家臣が屋敷として利用していましたが、江戸時代に入り山村氏が福島城(木曽家の居城)の麓に代官所を設けて家臣達を集め、大通寺の寺地として整備されました。大通寺は山村氏の縁の寺院として庇護され、天和2年(1616)に火災により焼失し、承応3年(1654)に北傳和尚の尽力により、再興を図られ宝暦2年(1752)に大規模な営繕工事が行われています。大通寺山門は安永7年(1778)に造営されたもので、三間一戸、入母屋、銅板葺、四脚鐘楼門、外壁は真壁造り板張り、高欄付、三井親和の書を刻した「大通禅寺」の扁額、木曽町指定文化財に指定されています。武田信玄の娘で木曽義昌に嫁いだ真理姫が木曽家滅亡後の木曽に戻り、没した事から木曽家の家臣だった山村家縁の大通寺に供養塔が建立されています。

※ 当サイト「全国楼門建築」は資料や案内板、パンフレットなどを参考にして編纂していますが、個人的な意見も含まれている為、最終確認は自らの責任により最終確認してください。又、写真や文章のコピーは遠慮してください。

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