龍雲寺: 楼門

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龍雲寺(長野県・佐久市)

龍雲寺(長野県・佐久市)概要: 龍雲寺は鎌倉時代末期に、当時の領主大井玄慶が浄学天仲国師を招いて創建した曹洞宗の寺院です。戦国時代の兵火により焼失し文明17年(1485)に天英祥貞により再興され、天台宗から曹洞宗へと改宗しています。武田家が信濃に侵攻すると庇護となり、特に武田信玄(躑躅ヶ崎館の城主)が名僧として知られた雲洞庵(新潟県南魚沼市)の北高禅師を招き篤く帰依した為、佐久郡の曹洞宗寺院の総禄所の格式を得て、武田家の祈願所となり、信玄が上洛を画策した際には千人法幢が行われています。又、伝承によると信玄が上洛途中の三河侵攻の最中に病死した際、信玄の遺骨が北高禅師によってもたらされて龍雲寺に葬られたと伝えられています。天正10年(1582)に武田家が滅ぶと小諸城に配された仙石秀久の庇護となり寺領の寄進や諸役の免除などが行われ、江戸時代には幕府から朱印状が発布されています。境内は中山道の宿場町である岩村田宿に位置し、岩村田宿には本陣、脇本陣が無かった為、身分の高い人物は龍雲寺で休息や宿泊を行ったとされます。山門は三間三戸、入母屋、桟瓦葺き、八脚二重楼門、外壁は真壁造り板張、上層部に丸窓、高欄付、「太田山」の扁額。

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