妙見寺: 楼門

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妙見寺(長野県・上田市)

妙見寺(長野県・上田市)概要: 妙見寺は鎌倉時代初頭の文治元年(1185)に、当地の豪族だった嶽石三郎平胤盛が完光和尚を招いて創建したと伝わる寺院です。嶽石三郎平胤盛は一般的には鎌倉幕府の有力御家人千葉常胤の3男で下総国千葉郡武石郷(現在の千葉県千葉市花見川区付近)を領したことから「武石」姓を名乗った人物とされ、基本的には下総国や、奥州合戦の功で与えられた陸奥国を支配しました。胤盛は直接信州とは関係ないと思われますが旧武石村には妙見寺の他、鎮守である大宮諏訪神社の軒札に元暦元年(1184)、郷主嶽石三郎平胤盛一族安穏の銘が記載され、子壇嶺神社の境内には「武石平胤盛」銘石塔が建立されているなど、関係を思わせる史跡が点在しています。妙見寺は当初、法相宗の寺院で鳥屋にありましたが、鎌倉時代後期に小沢根、室町時代に現在地に移って真言宗に改宗しています。本堂外陣の天井絵は狩野派の秀山信尹が描いた2匹の龍で、龍の下で手を叩くと龍の鳴き声が聞こえる、所謂、鳴き龍天井(上田市指定文化財)とされ日光山、京都相国寺、青森竜泉寺と共に「日本四方鳴龍」と呼ばれました。妙見寺山門は三間一戸、切妻、桟瓦葺、長屋門風楼門建築。

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