高山寺: 楼門

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高山寺(長野県・小川村)

高山寺(長野県・小川村)概要: 高山寺は平安時代初期の大同3年(808)に征夷大将軍である坂上田村麻呂が当地まで進軍してきた際、戦勝祈願を行う為に創建されたと伝わる寺院です。その際、一宇を設け当時の高僧と知られた弘法大師空海が彫刻したという聖観音像を本尊として迎え安置したそうです。聖観音像は人々の信仰の対象となり信濃三十三番観音霊場の結願寺に選定されると毎年8月10日の縁日で御開帳されると周辺から多くの信者が参拝に訪れたそうです。 建久6年(1195)に鎌倉幕府初代将軍となった源頼朝が国家鎮護を祈念して三重塔が造営されるなど、領主や民衆に信仰により最盛期には末寺は18ケ寺を擁する大寺院として発展しました。江戸時代中期には既に衰微していたとされ、それを憂いた木食山居上人が十万人講を結成して広く浄財を集めると元禄11年(1698)には現在の三重塔(長野県県宝)も造営し観音堂(小川村指定文化財)には自身が彫刻した千躰仏像(小川村指定文化財)が安置されました。高山寺山門は天明6年(1786)に造営されたもので、一間一戸、入母屋、銅板葺、四脚鐘楼門、格天井に天井絵、高欄付、小川村指定文化財に指定されています。

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