慈眼寺: 楼門

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慈眼寺(新潟県・小千谷市)

慈眼寺(新潟県・小千谷市)概要: 慈眼寺は奈良時代の白鳳年間(7世紀末)に薩明大徳によって創建された寺院です(弘仁11年:820年に真雅により開かれたとも)。一方、船岡観音堂は大同年間(806〜810年)に高僧と知られる弘法大師空海が巡錫で当地を訪れた際、自ら一刀三礼で彫刻した聖観世音御菩薩像を安置したのが始まりとされます。当初は当地域を代表する大寺院だったとされますが、南北朝時代の動乱と戦国時代の兵乱の兵火により大きな被害を受けて衰微しました。江戸時代に入ると現在地に境内を移し再興が図られ、本尊が江戸に出張開帳するなど広く信仰を集めました。戊辰戦争の際には慈眼寺本堂で新政府軍の岩村精一郎と長岡藩(新潟県長岡市:本城−長岡城)の家老河井継之助との会談が行われた歴史的な舞台にもなっています(結果的に交渉は決裂し、長岡戦争が勃発、双方大きな被害を出し、新政府側が勝利しています。慈眼寺本堂は小千谷市指定史跡)。慈眼寺山門は明治25年(1892)に建てられたもので三間一戸、入母屋、銅板葺き、正面軒唐破風、八脚楼門、外壁は真壁造り板張り、上層部高欄付、下層部仁王像安置、小千谷市指定文化財。越後八十八ヵ所霊場第72番札所。

慈眼寺:動画

長岡城:動画

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