府八幡宮: 楼門

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府八幡宮(静岡県・磐田市)

府八幡宮(静岡県・磐田市)概要: 府八幡宮は奈良時代の天平年間(729〜748年)に天武天皇(第40代天皇・在位:673〜686年)の曽孫とされる遠江国司桜井王により創建された古社です。遠江国府が一時境内に設置され、その後も遠江国府は近隣の見附に移り、隣地には遠江国分寺が境内を構えるなど、政治、文化の中心の一翼を担いました。平安時代に成立した延喜式神名帳に記載された式内社の論社でもあり古くから格式の高い神社として歴代領主から崇敬庇護されました。室町時代に入ると秋鹿家が神官に任命され、戦国時代には今川家や徳川家に従っています。天正18年(1590)に徳川家が関東に移封になると秋鹿家も従い当地を離れますが、関ケ原の戦いの功により、旧領に戻され江戸時代を通して徳川将軍家から社領250石が安堵、2代将軍徳川秀忠は大鳥居、東福門院は本殿を造営しています。府八幡宮神社山門は江戸時代初期の寛永12年(1635)の建築で、三間一戸、入母屋、こけら葺き、八脚楼門、外壁は真壁造り板張り、上層部高欄付、下層部左右内部には随神である石間戸神像と豊石間戸神像が安置、「府八幡宮」の扁額、静岡県指定文化財に指定されています。

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