北山本門寺: 楼門

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北山本門寺(静岡県富士宮市・楼門)

北山本門寺(静岡県・富士宮市)概要: 北山本門寺は鎌倉時代末期の永仁元年(1293)、日興和尚により創建された寺院です。領主である石川能忠と南条時光の庇護により多くの堂宇が造営され寺運も隆盛し「七大本山」、「富士五山」、「興門八本山」にも数えられました。室町時代に入ると駿河国・遠江国守護職を担った今川家の庇護となり寺領の安堵や、諸役の免除、境内の保護が繰り返し行われました。永禄12年(1569)、武田信玄の兵火により境内が荒廃し、今川家の没落により武田家が庇護するようになり、その武田家も天正10年(1582)に没落した為、新たに領主となった徳川家康が庇護してます。天正18年(1590)に徳川家が関東に移封になると豊臣秀吉により寺領50石の寄進と諸役の免除が行われ、江戸時代に入ると徳川将軍家から追認され寺領50石が安堵されています。特に3代将軍徳川家光の側室であるお楽の方の安産祈願が行われた事で特別な配慮もあり、大寺院として大きく発展しました。北山本門寺山門は昭和61年(1986)に建てられた建物で、三間一戸、入母屋、銅瓦棒葺(下屋庇:銅瓦棒葺)、八脚二重楼門、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、高欄付。

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