石雲院: 楼門

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石雲院(静岡県・牧之原市)

石雲院(静岡県・牧之原市)概要: 石雲院は平安時代末期の治承3年(1179)に創建された寺院で、室町時代の康正元年(1455)に勝間田城の城主勝間氏の庇護により崇芝性岱禅師が中興しています。崇芝性岱禅師は大洞院(静岡県周智郡森町)の喜山性讃と如仲天ァに師事し、洞松寺(岡山県小田郡矢掛町)の住職を経て、石雲院を中興、数多くの弟子を輩出し、それぞれが多くの寺院の開山や中興に携わった事から石雲院は末寺30ヶ寺、孫寺600余ケ寺を持つ大寺院に発展しました。歴代領主である勝間家、今川家から庇護され、元亀3年(1572)の武田家の兵火で境内が大きくな被害を受けますが、今川家が没落後は武田家が庇護しています。天正10年(1582)に武田家滅亡すると、その後に領主となった徳川家が庇護し江戸時代には寺領153石が安堵されました。石雲院山門は江戸時代後期の嘉永年間(1848〜1853年)に日光東照宮(栃木県日光市)の陽明門を模して建てられた建築で、三間三戸、入母屋、桟瓦葺、八脚楼門、牧之原市指定文化財に指定されています。石雲院の境内には歴史ある建物が多く慶長12年(1607)に建てられた総門と天保14年(1843)に建てられた本堂が牧之原市指定文化財に指定されています。

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