尾出山神社(栃木県鹿沼市): 楼門

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尾出山神社(栃木県・鹿沼市)

尾出山神社(栃木県・鹿沼市)概要: 尾出山神社が何時頃から信仰され始められたのかは判りませんが、日光を開いた勝道上人が開山した尾出山を冠とする神社である事から遥か以前から存在したのかも知れません。明治35年(1902)に編纂された「下野神社沿革誌」によると安土桃山時代の天正7年(1579)に木椀が奉納、天正8年(1580)に社殿が造営、天保5年(1834)に石獅子2基が奉納された事が記載されています。尾出山神社神社山門(楼門)は長床形式で寄棟、鉄板葺、平入、桁行5間、梁間2間、外壁は真壁造り板張り、上層部は素木、下層部は腐朽防止の為着色、上層部左右には採光を採る為と思われる開口部、中央入口上部には謎の格子、背後に控える本殿よりも規模が大きく異彩を放っています。例祭で奉納される尾出山神社関白流獅子舞は、古式を伝える民俗芸能として貴重な事から鹿沼市指定無形民俗文化財に指定されています。祭神は元々は尾出山~、明治時代の神仏分離令後は大己貴命(日光三山:男体山の祭神で父神)・田心姫~(日光三山:女体山の祭神で母神)・味耜高彦根命(日光三山:太郎山の祭神で御子神)が祭られています。

※ 当サイト「全国楼門建築」は資料や案内板、パンフレットなどを参考にして編纂していますが、個人的な意見も含まれている為、最終確認は自らの責任により最終確認してください。又、写真や文章のコピーは遠慮してください。

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