海岸寺: 楼門

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海岸寺(山梨県・北杜市)

海岸寺(山梨県・北杜市)概要: 海岸寺は奈良時代に高僧として知られる行基菩薩により創建された古寺です。奈良時代に入ると、聖武天皇(第45代天皇・在位:神亀元年724年〜天平勝宝元年749年)の勅願所となり、平安時代後期には玄観律師が招かれ新羅三郎義光(河内源氏2代目源頼義の3男)の庇護により鎮護国家の大道場として境内が整備されました。室町時代に入ると建長寺(神奈川県鎌倉市)の石室善玖和尚(筑前国出身の臨済宗の高僧、中国元に渡り古林清茂に師事、帰国後、天竜寺や円覚寺、建長寺などの名刹の住職を歴任)を招き臨済宗の寺院として改宗開山しています。中世は甲斐国守護職武田家の祈願所として篤く庇護され寺運も隆盛しましたが、武田家が滅びた際にはその混乱に巻き込まれ境内が荒廃します。その後、領主となった徳川家の庇護で寺領が安堵され境内も順次整備され江戸時代には天下安寧の祈願所として再び繁栄しています。海岸寺観音堂(大悲閣)は江戸時代後期に立川流の名工、立川和四郎富昌が手掛けたもので北社市指定文化財に指定されています。海岸寺山門は入母屋、桟瓦葺き、一間一戸、四脚鐘楼門、外壁は上層、下層共に柱のみの吹き放し、上層には高欄付。

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