岡山城: 月見櫓

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岡山城−月見櫓
【 岡山城(月見櫓):概要 】 月見櫓は岡山藩第2代藩主池田忠雄により元和6年(1620)頃に建てられたと推定されています。池田忠雄は岡山藩初代藩主・池田忠継の同母弟で洲本藩の藩主でしたが、忠継が跡継ぎが居ないままに早世した為、急遽2代藩主に就任する事になりました。忠継は跡継ぎ問題を回避する為に弟達に数万石程度分知した為に38万石から31万5千石になりましたが、領内の新田開発を積極的に推進し、岡山城の整備拡張にも尽力しています。現在、岡山城の城内には月見櫓と西丸西手櫓の2棟しか現存施設は無く大変貴重遺構とされます。

月見櫓は本丸の中の段北西隅に位置し、木造2階建て、三重二階望楼型櫓(地下1階)、入母屋、本瓦葺き、東西方向5間(9.8m)、南北方向4間(7.9m)、高さ13.8m、外壁は大壁造り白漆喰仕上げ、外側は防衛施設である石狭間や石落としがある一方、本丸方向には唐破風を設け、2階は月見など景観を楽しめる様に座敷仕様で雨戸を開けると解放感が感じられるようになっています。

【 場 所 】 月見櫓:岡山県岡山市北区丸の内

【 備 考 】 昭和8年(1933)1月23日:国指定重要文化財

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