石和陣屋(表門): 八田家書院

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石和陣屋(表門)−八田家書院
【 石和陣屋表門:概要 】 八田家の表門は江戸時代初期の寛文元年(1661)に石和代官所を造営した際、当時の代官である平岡勘三郎良辰が石和陣屋表門として設けたものです。明治維新後に石和陣屋が廃されると払い下げとなり明治7年(1874)11月に八田家の表門として移築されてました。表門は亀甲積の石垣に設けられた長屋門形式の建物で、腰壁は石張、外壁は土壁白漆喰仕上げ、屋根は寄棟、桟瓦葺き、中央部が門扉が配され、上部の屋根が左右の長屋部の屋根よりも高く構成されている為に特徴ある建物となっています。

【 石和陣屋:概要 】 代官を勤めた平岡次郎右衛門和由、勘三郎良辰父子の実績としては浅尾堰の開削とそれに伴う浅尾新田の開発に尽力した事で知られ、浅尾新田石塔庵跡地には良辰の供養塔、浄居寺の本堂には両名の木像が安置されています。

【 場 所 】 八田家書院:山梨県笛吹市石和町八田

【 備 考 】 昭和36年(1993)12月7日、山梨県指定文化財に指定されています。

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