草津温泉 |
草津温泉は伝承によると日本武尊(神話で登場する景行天皇の皇子)や行基菩薩(奈良時代の高僧)、源頼朝(鎌倉幕府初代将軍)により開かれと伝えられています。室町時代には既に全国的にも知られる存在となり、戦国時代には数多くの戦国大名が利用しています。江戸時代に入ると庶民にも湯治が流行し数多くの湯宿が軒を連ね、文学作品の中でも度々登場してきます。
|
|
有馬温泉 |
有馬温泉が何時頃に開かれたのかは不詳ですが631年に舒明天皇が湯治に訪れた事が日本書紀に記載されてる事から日本三古湯にも数えられています。奈良時代には行基菩薩により温泉寺が開山され、建久3年には荒廃した温泉街を仁西上人が再興、戦国時代には豊臣秀吉が利用し整備拡張している事から、上記三人を「有馬の三恩人」と呼ばれています。
|
|
下呂温泉 |
下呂温泉の開く湯の時期も不詳ですが延喜年間から天暦年間に湯ヶ峰の山頂付近に湧き出していたと伝えられています。文永2年の大地震の為、湯脈が変わり当時の源泉は枯渇しましたが、暫くして川原で傷ついた白鷺が湯浴びをしているのを住民が発見し、数日後に傷が完治した白鷺が飛び立つ姿から、傷に効能がある源泉と分かりました。
|
|