赤穂城(西惣門): 花岳寺

  ホーム城郭建築兵庫県城郭建築>赤穂城(西惣門)
赤穂城(西惣門)−花岳寺
【 赤穂城(西惣門):概要 】 赤穂藩の藩主浅野家の菩提寺である花岳寺の山門は赤穂城の西惣門だったとされます。明治4年(1871)、明治政府による廃藩置県が行われると赤穂藩が廃藩となり明治6年(1873)の廃城令により赤穂城は廃城となりました。赤穂城の施設の多くが破却、又は払い下げとなり、花岳寺21代住職である仙珪和尚が西惣門を購入し花岳寺の山門としました。西惣門は所謂、赤穂城の本丸や二の丸にあった防衛機能を有した城門では無く、城下町の西側に位置する塩屋地区の惣門だった事から「塩屋惣門」とも呼ばれています。城内にあった「塩屋門」は三之丸に位置し裏門にあたる搦手門である為、西惣門とは全く関係が無いと思われます。

花岳寺山門は建築年不詳、切妻、本瓦葺き、一間一戸、高麗門形式、左右に袖壁があり、本屋根が左右より高い為、黄檗宗形式に似た印象を受けます。

【 場 所 】 花岳寺−兵庫県赤穂市加里屋

【 備 考 】 平成元年(1992)3月30日:赤穂市指定有形文化財

※ 当サイトは現地の案内板や資料等を参考にしていますが、誤字脱字、解釈の違い、私論等などが含まれている可能性がありますので最終確認は個人等で行ってください。又、予告なしに追加、書き替えを行いますのでご了承ください。 尚、リンクは自由ですが画像(写真)や文章等の利用は遠慮させていただいております。御理解の程よろしくお願いします。