大山:神話・伝説

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大山

【 大山:概要 】 大山は中国地方最高峰の名山で標高1729mの成層火山、秀麗な山容から「伯耆富士」の別称があります。奈良時代に成立した「出雲国風土記」では「火神岳」、「大神岳」と呼ばれ国引き神話の舞台となっています。

それによると、出雲国は当初、大変狭い国だった事から、力が強く巨人だった八束水臣津野命が朝鮮半島から土地を引き寄せると流されないように大田市の三瓶山を杭としてその土地に網を掛け、さらに土地を広げる為に北陸地方から土地を引き寄せ、大山を杭として網を掛けたと記されています。

又、民話では朝鮮半島の神様が、自分の国の山と日本の山と高さ比べをする為に、朝鮮半島で一番高い山を船に載せて当地に渡って来ると、大山の余りにも高く秀麗な姿を身て、持ってきた山を捨てて逃げ帰ったと伝えられています。大山の近くに捨てられた山はこの民話に因み高麗山(孝霊山)と呼ばれています。

大山は信仰の対象にもなり中腹には奈良時代に俊方(金蓮上人)より創建された大山寺、平安時代に成立した延喜式神名帳に式内社として記載され、伯耆国二宮とされる大神山神社が境内を構え、一大霊場として発展しました。大山隠岐国立公園。日本百名山。日本百景。

大山:画像

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