白兎海岸

【白兎海岸：概要】　白兎海岸は鳥取県鳥取市白兎に位置する海岸です。奈良時代に成立した「古事記」、「日本書紀」に収録されている「因幡の白兎」神話の舞台とされ、近くには白兎神社があります。神話によると淤岐ノ島に住む白兎は因幡国気多崎に渡る為、鰐（サメ）騙しましたものの上陸寸前にばれて皮を剥かれ丸裸とされました。その様子を見ていた神々は悪事を働いた白兎にさらなる罰を与える為、傷口を海水で洗い、太陽を浴びるように指示しこの地を去りました。物事を知らない白兎は神々の御告げに素直に従いましたが、当然傷は悪化し死を待つばかりの状態に陥りました。八上姫神を求めて当地を訪れた大国主命は白兎の悪事の事を知らず、ただただ今死にかけている命を救おうと真水で傷口を洗い、柔らかい蒲で傷ついた体を優しく包み込み、風通しの良い木陰で休ませると、その治療の効果によって白兎は回復しました。白兎は自分の愚かさを恥じると同時に大国主命に感謝し、八上姫神と引き合わせたそうです。

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