津和野城: 物見櫓

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津和野城−物見櫓
【 旧津和野藩邸物見櫓:概要 】 物見櫓は津和野城の麓に設けられた津和野藩邸(藩庁、藩主居館)正面に設置された4つの櫓の1つです。向かって一番左端に位置している事から防衛上も重要視されると同時に物見としても機能し、祭事(弥栄神社の例祭、祇園会車芸等。)などが行われた際には藩主が当建物から見物したと伝えられています。現在の建物は馬場先櫓と同様に江戸時代末期の嘉永6年(1854)の火災で焼失後に再建されたものと推定されるもので、木造2階建て、入母屋、桟瓦葺き(旧本瓦葺き)、梁間13間(25.6m)、梁間2間半(4.95m)、腰壁は海鼠壁、外壁は大壁造り、白漆喰仕上げ、2階正面左側は出格子、大正時代に全面道路の拡幅工事に伴い、現在地である「嘉楽園」の敷地に移築されています。

【 場 所 】 島根県鹿足郡津和野町

【 備 考 】 昭和50年(1972)8月12日:島根県指定史跡−平成19年(2007)7月26日:国指定史跡

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