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神社山門: 城山稲荷神社 |
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城山稲荷神社 |
【 概 要 】−城山稲荷神社は松江藩主松平直政が領内の守護神として創建された神社です。伝説によると松平直政の霊夢にお稲荷様が現れ、松江城に祭るように告げたと伝えられています。その後は歴代松江藩主が庇護した事で信仰が広がり町民達にも支持されました。明治時代には松江に赴任してきた小泉八雲も参拝に訪れています。例祭である「ホーランエンヤ」神事は日本三大船神事に数えられています。
【 場 所 】−島根県松江市殿町 【 構 造 】−切妻、銅板葺、三間一戸、八脚単層門 【 備 考 】−松平直政は徳川家康の次男結城秀康の男として生れ、慶長19年(1614)と慶長20年(1615)の大坂の陣で戦功を挙げ、その功績から元和2年(1616)に上総姉ヶ崎藩1万石の大名となりました。その後、寛永元年(1624)に越前大野藩5万石、寛永10年(1633)に信濃松本藩7万石となり、そして寛永15年(1638)に出雲松江藩18万石として入封しました。当地に赴任して間もなく、直政の寝床に美しい顔立ちの少年が現れ、「私はあなた様の生まれ故郷である越前の松平様のお屋敷からやってまいりました。今は城下にある普門院の境内で厄介になっていますが、もし、御場内に私の棲み処を与えてくれるならお城と城下を火事からお守する事が出来ます。私の名前は稲荷真左衛門と申します、コンコン。」と言って姿を消しました。直政は稲荷真左衛門が稲荷大神が姿を変えた化身だと悟り、居城である松江城の城内に城山稲荷神社の創建し、城下に住まう人達も当社の火防札を張る習わしになったそうです。明治時代に松江に教員として赴任した小泉八雲はこの火防札を見て「松江の唯一の防火設備」と評しています。
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