飯道山

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飯道山
【 飯道山:概要 】 飯道山は滋賀県湖南市、甲賀市水口町、信楽町の境界付近に聳える低山ですが、山麓から山頂にかけては西覗き岩や不動押し分け谷、蟻の塔渡し、胎内くぐり、鐘掛岩などの奇岩怪石が数多く点在している事から古くから霊山として信仰の対象となりました。元々は飯道山を御神体とする飯道神が祭られていたと思われますが、奈良時代成立前後には熊野本宮大社から分霊が勧請された事で飯道神社が創建され、別当寺院である飯道寺と共に修験道の拠点として大きく発展しまし、山頂付近の巨石群は甲賀忍者が忍術の修行を行ったとの伝承が残されています。明治時代に神仏分離令により衰微したものの、山頂付近には江戸時代初期に造営された社殿が残され、往時の繁栄が窺えます。

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