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 神社山門: 東口本宮冨士浅間神社

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東口本宮冨士浅間神社

東口本宮冨士浅間神社(静岡県小山町須走)
【 概 要 】−東口本宮冨士浅間神社(祭神:木花咲耶姫命、大己貴命、彦火火出見命)は延暦21年(802)に富士山が大噴火し、その火山活動を鎮める為に大同2年に創建した古社です。境内は富士山に通じる5つの登拝口の1つにあたり、それを守護する重要な神社だった事から浅間五社に数えられました。歴代領主からも崇敬庇護され、社領の寄進や社殿の造営が度々行われ、江戸時代中期に建てられた社殿は小山町指定文化財に指定されています。

【 場 所 】−静岡県駿東郡小山町須走

【 構 造 】−入母屋、銅板葺、三間一戸、八脚楼門、世界遺産

【 備 考 】−平安時代に編纂された歴史書である「日本紀略」には「自去三月十四日迄四月十八日、富士山巓自焼、昼則烟気暗瞑、夜則火花照天、其声若雷、灰下如雨、山下川水皆紅色也」、「駿河国富士山、昼夜恒燎、砂礫如霰者、求之卜筮、占曰、于疫、宜令両国加鎮謝、及読経以攘災殃」、「五月、甲戌、廃相模国足柄路開筥荷途、以富士焼砕石塞道也」の一文があり、上記の延暦21年(802)に富士山が大噴火した時の様子を記したものと考えられています。この事から察すると東口本宮冨士浅間神社の創建由来には現実味があります。当社が拠点となる須走口登拝口には9合目には迎久須志之神社(旧薬師堂で迎薬師如来が安置されていましたが、神仏分離令後は大己貴命と少彦名命が勧請)、6合目には胎内神社(祭神:木花咲耶姫命と彦火火出見命)、5合目には古御岳神社(祭神:大山祇神、火須勢理命(海幸彦)、高於賀美命)、4合目には御室浅間神社(旧女人堂・祭神:木花咲耶姫命、天津日高彦火瓊瓊杵尊)、2合目には雲霧神社(祭神:級長津彦命、級長津姫命)が鎮座し往時の登拝道の歴史を伝えています。

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