名 称 | 建築年 | 内 容 | 場 所 | 備考 |
・府八幡宮 | ・寛永12年 | 府八幡宮は天平年間に桜井王により創建された古社です。延喜式神名帳で式内社御祖神社又は入見神社、又は須波若御子神社とされ格式の高い神社でした。府八幡宮は中世に入ると足利氏や今川氏、徳川氏が庇護し、江戸時代には幕府から社領250石が安堵されました。府八幡宮随神門(神社山門)は江戸時代初期に建てられた貴重な建物(楼門建築)で静岡県指定文化財に指定されています。 | ・静岡県 ・磐田市 | 県指定 |
・富士浅間宮 | | 富士浅間宮は大同年間に坂上田村麻呂によって創建された古社です。歴代領主から崇敬庇護され、社領の寄進や社殿の造営が度々行われ、江戸時代には幕府から朱印地16石9斗が認められています。現在の本殿は室町時代後期に再建されたもので国指定重要文化財に指定されています。 | ・静岡県 ・袋井市 | |
・静岡浅間神社 | ・文化13年 | 静岡浅間神社は崇神天皇の御代に創建した神部神社と延喜元年(901)に創建した浅間神社、応神天皇4年(273)に創建した大歳御祖神社の3社の総称です。延喜式神名帳では式内社として記載されるなど何れも神社も古くから格式が高く歴代領主から崇敬庇護されました。中世、駿河国、遠江国の守護となった今川氏は当社を氏神として庇護した事で社運が隆盛し、今川氏が滅んだ後も領主となった徳川家康が幼少期に縁を持っていた事から引き続き庇護しました。静岡浅間神社はそのような関係から江戸時代には社領2313石が安堵され、3代将軍徳川家光も社殿を造営しています。静岡浅間神社の多くの社殿は国指定重要文化財に指定されています。 | ・静岡県 ・静岡市 | 国指定 |
・久能山東照宮 | ・元和3年 | 久能山東照宮は元和2年(1616)に徳川家康が死没後に埋葬された場所に創建された神社です。家康は遺言で、遺骸は久能山(静岡県)、御霊は日光(栃木県)、葬儀は江戸の増上寺、位牌は三河(愛知県)の大樹寺と定めた為、久能山から日光東照宮に御霊が勧請された後に当地に社殿が造営されました。久能山東照宮社殿は当時の建築、土木の技術や、彫刻や絵画などの芸術を極めたもので、社殿は「権現造」という独自のものを採用し、後に全国で創建された東照宮の規範となっています。久能山東照宮本殿、拝殿、石ノ間が国宝に指定されています。 | ・静岡県 ・静岡市 | 国指定 |
・東口本宮 ・冨士浅間神社 | ・明和4年 | 東口本宮冨士浅間神社は延暦21年に富士山が大噴火し、その火山活動を鎮める為に大同2年に創建した古社です。境内は富士山に通じる5つの登拝口の1つにあたり、それを守護する重要な神社だった事から浅間五社に数えられました。歴代領主からも崇敬庇護され、社領の寄進や社殿の造営が度々行われ、江戸時代中期に建てられた東口本宮冨士浅間神社社殿は小山町指定文化財に指定されています。 | ・静岡県 ・小山町 | |