三国街道(歴史の道百選): 浅貝宿

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三国街道(歴史の道百選)・浅貝宿(新潟県湯沢町)
【 浅貝宿:概要 】 浅貝宿(新潟県湯沢町)は三国街道の宿場町として成立した町で、越後国と上野国の国堺近くに位置し、戦国時代には戦略的な拠点として重要視され、上杉謙信によって浅貝寄居城(湯沢町指定史跡)が築城されています。幕末の戊辰戦争の兵火により大きな被害を受け、その後にスキー場として整備された為、宿場町の雰囲気は失われつつあります。江戸時代に入り三国街道が開削され、慶長15年(1610)に浅貝宿が開宿、その際、当地の実力者だった綿貫家が問屋役に就任し、隣接する二居宿永井宿との間に継立て業務を行うようになりました。さらに、寛永12年(1635)に三国街道が越前国内を領した諸侯の参勤交代の経路になると綿貫家は本陣職に抜擢され、敷地内に設けられた御殿に身分の高い藩主や幕府役人などが宿泊や休息で利用するようになりした。明治時代に入り街道制度が撤廃されると、綿貫家は旅館業に転身し、明治15年(1882)には森鴎外が宿泊しています。現在は御殿の玄関のみが残されていますが、当時の偉容が感じられます。

浅貝宿(新潟県湯沢町):動画

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【 三国街道:宿場町 】 湯沢宿三俣宿二居宿浅貝宿三国峠永井宿猿ヶ京宿