鸚鵡岩

【鸚鵡岩：概要】　鸚鵡岩は三重県志摩市磯部町恵利原に位置する高さ３１ｍ、幅１２７ｍの巨石で、少し手前から声（音）を発すると、「オウム返し」や「ヤマビコ」のような現象が発生し名称の由来となっています。そのような現象と、頂部から眺望が開け眼下を見下ろす事が出来る事から古くから信仰の対象になったようで、神が降臨する磐座と考えられていたようです。認知度も広く、江戸時代の俳聖松尾芭蕉の門弟である曽良も鸚鵡岩を訪れ、寛政９年（１７９７）に伊勢神宮までの参詣道の名所を紹介する為に編纂された「伊仙参宮名所図会」にも「鸚鵡石本名和合山」としてその姿が描かれています。伊勢志摩国立公園。

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