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 神社山門: 八幡宮

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八幡宮

八幡宮(愛知県豊川市)
【 概 要 】−八幡宮は白鳳年間に宇佐八幡宮の祭神を勧請し創建された古社です。三河国分寺の鎮守社として信仰の対象となり、特に長く当地を支配した今川家から篤く庇護されました。江戸時代に入ると幕府から庇護され朱印地150石が安堵されました。八幡宮本殿は室町時代中期に建てられた古建築物で、当時の本殿建築の遺構が非常に少なく意匠や保存状態も優れている事から国指定重要文化財に指定されています。

【 場 所 】−愛知県豊川市八幡町本郷

【 構 造 】−切妻、銅板葺、一間一戸、四脚門

【 備 考 】−一国一社八幡宮の定義は曖昧で、一般的に全国に設置された国府や国分寺の鎮守社として創建された八幡神を祭る神社の総称なようです。特に天正13年(741)に聖武天皇が不安定な国情を憂い、仏教の力により国家安寧を導く為に全国に国分寺・国分尼寺の創建を計画、その総本山である東大寺の鎮守社として宇佐八幡宮の分霊を天平勝宝元年(749)に勧請して手向山八幡宮を創建した事を習ったとも云われています。国府の隣地に国分寺が境内を構える例が多い事から必然的に八幡宮は国府に近く、国府八幡宮や府八幡宮と呼ばれる例もあります。当社は三河国分寺の境内の隣地に鎮座していますが、由緒が正しければ三河国分寺より早く創建された事になる為、当初は三河国府の北東である鬼門鎮守として創建され、その後にやはり国府の鬼門鎮護を兼ねて国分寺の境内地が選定されたのかも知れません。

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