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 神社山門: 神館神社

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神館神社

神館神社(三重県桑名市江場)
【 概 要 】−神館神社が何時頃から祀られているのかは誰も判りませんが、境内は倭姫命が設けた館跡とされ、その後に御厨神社として創建されたと伝えられています。木造獅子頭や鉄釉菊花文御神酒壷、太刀などの文化財を所有しています。

【 場 所 】−三重県桑名市大字江場

【 構 造 】−切妻、銅板葺、一間一戸

【 備 考 】−伊勢神宮(三重県伊勢市)の創建に大きな功績を挙げた倭姫命の史跡や伝説は三重県内に数多く残され、神館神社もその一つとされます。倭姫命は宮中に祭られていた天照大神を清き聖地で奉斎する為に全国を捜し歩き、天照大神を一時遷した地を元伊勢と称し、神館神社はその一つ「桑名野代宮」の候補地とされます。倭姫命世記によると、「・・・垂仁天皇14年(乙巳)に尾張国中嶋宮から伊勢国桑名野代宮に遷幸し4年間奉斎、この期間に国造大若子命(大幡主命)が現れ御共を奉納したので国内の様子を述べさせました。その後、国造建日方命が現れ伺いにきたので、「あなたの国の名前は何ですか」と訊ねると「神風の伊勢国です」と答えました。・・・」とあります。これだけでは「桑名野代宮」がどこにあったのかは判りませんが、伝承やその後の伊勢神宮との関わりから、神館神社と野志里神社(桑名市多度町下野代)、尾野神社(桑名市東方)が候補地となっています。

三重県の神社山門
菅原神社御厨神社春日神社神館神社多度大社北桑名神社賀多神社
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