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 神社山門: 多度大社

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多度大社

多度大社(三重県桑名市多度町)
【 概 要 】−多度大社が何時頃から信仰されているのかは判りませんが、背後の多度山が古代から霊山として信仰の対象となり中腹にはその祭祀場となったと思われる磐座が存在しています。天平宝字7年に神宮寺が創建され、以後、神仏習合しています。格式も高く平安時代中期の延喜式神名帳には名神大社と記載され伊勢国二宮として伊勢平氏や、伊勢国守護畠山氏、桑名藩主本多氏、松平氏など歴代領主や為政者からも崇敬庇護されました。

【 場 所 】−三重県桑名市多度町多度

【 構 造 】−切妻、銅板葺、三間一戸、八脚単層門

【 備 考 】−多度大社には白馬伝説が伝えられています。境内に設置されている案内板によると「 多度山は昔から神が在わします山と信じられ、人々は、農耕に恵みの雨を乞い、出生に安産を祈るというように、日々の暮らしの平穏や家族のしあわせを祈り続けてきました。その願いを神に届ける使者の役割を果たすのが、ここ多度大社に1500年前から棲むといわれる白馬なのです。古来より神は馬に乗って降臨するといわれるように、神と馬との関係は深く、馬の行動を神意の現われと判断することから、多度大社でもその年の豊作、凶作を占う「上げ馬神事」を毎年5月4日・5日の多度祭(三重県無形民俗文化財)で行っています。かつて、多度山の小高い丘の上には、遠くに広がる街並みを見はるかせ、人々の祈節の喜怒哀楽を静かに見つめている白馬の姿がとらえらたと聞きます。天翔る馬には翼を与えられたように、その姿を変えて神の懐へと走り去ると、人々の幸せや出会い、喜びを載せて、再びこの地で舞降りてくると語り伝えられているのです。」とあります。現在でも厩舎の中には神馬である白馬が育てられ参拝者を出迎えてくれます。

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