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神社山門: 尾出山神社 |
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尾出山神社 |
【 概 要 】−尾出山神社の創建は不詳ですが、勝道上人が開いたとされる尾出山を祀る神社です。寛政12年に記された「下野神名帳」によると「正一位尾出山大明神」と記載されている事から格式の高い神社だった事が窺えます。例祭に奉納される獅子舞は関白流を名乗る一人立三匹の風流系獅子舞として知られ鹿沼市指定無形民俗文化財に指定されています。神社山門は山門とも長床とも拝殿とも思える建物で異彩を放っています。
【 場 所 】−栃木県鹿沼市上永野山口 【 構 造 】−寄棟、鉄板葺き、三間一戸、2層門(楼門) 【 備 考 】−尾出山神社が御神体として崇める尾出山は勝道上人によって開山したとの伝承が残されている事から、これが事実とすれば奈良時代に何らかな遥拝所や祭祀場などの信仰施設が前身だった可能性があります。尾出山は勝道上人が青年期に修行した出流山と初めて登頂に成功したとされる男体山を結ぶ経路上にある事から、移動中に宿をとった場所とも云われています。山頂付近には岩肌が一部剥き出しになっている部分があり、山頂には石碑(勝道上人修行 第二宿堂跡)と石祠が安置されています。石祠の内部には仏像とも神像とも思われる石像が彫刻されており信仰の篤さが窺えます。歴史的には中世以前は明瞭では無く、安土桃山時代に木椀4個の奉納や社殿の再建が行われているですが大旦那などは不詳、住民や一部修験者から信仰された素朴な神社だったのかも知れません。
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