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神社山門: 名古屋東照宮 |
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名古屋東照宮 |
【 概 要 】−名古屋東照宮は元和5年(1619)に尾張藩初代主徳川義直(徳川家康の9男)によって徳川家康の御霊(東照大権現)を勧請して創建された神社です。当時は名古屋城の三の丸に境内を構え、日光東照宮を模した壮麗な社殿が建てられました。歴代尾張藩主を務めた御三家である尾張徳川家が崇敬庇護し、多大な社領が寄進され社殿も藩費により造営、修繕が繰り返されました。明治9年に現在地に遷座し太平洋戦争の空襲の戦禍により多くの社殿が焼失しましたが、旧高原院殿霊廟を移築して本殿としています。
【 場 所 】−愛知県名古屋市中区丸の内2丁目 【 構 造 】−平唐門、本瓦葺、一間一戸、四脚門 【 備 考 】−徳川家康が死去し日光東照宮が創建されると、各地にも日光東照宮の社殿を模した東照宮が各地で創建されました。全国に東照宮は百社以上あるとも云われますが、実際、徳川家康を神君として奉斎したのは親藩大名や徳川一族が中心で、特に外様大名は徳川家や幕府への忠誠の証として奉斎する格好を見せる必要があったという事が主な理由と思われます。親藩の紀州藩では元和7年(1621)に初代藩主徳川頼宣(徳川家康10男)が、水戸藩でも同じく元和7年(1621)に初代藩主徳川頼房(徳川家康11男)により創建されている。日光東照宮以外は、家康の遺体が葬られている久能山東照宮や、久能山から日光に御霊を遷す際に法要が営まれた仙波東照宮、日光東照宮の大造営に執着した3代将軍徳川家光が家康の霊地に創建した世良田東照宮や、滝山東照宮、鳳来山東照宮などが著名で三大東照宮などと称する場合があります。
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