名 称 | 建築年 | 内 容 | 場 所 | 備 考 |
・砥鹿神社 | | 砥鹿神社が何時頃から信仰されていたのかは誰も判りませんが、古くから霊山として知られていた大深山の山頂に祀られていたそうです。大宝年間に現在地に遷座し、平安時代後期に記された延喜式神名帳では式内社として記載され、三河国一宮として広く信仰されました。江戸時代に入ると幕府から朱印地100石が安堵され、領主である吉田藩主からは例祭時に代参を遣わし参拝しています。 | ・愛知県 ・豊川市 | |
・八幡宮 | | 八幡宮は白鳳年間に宇佐八幡宮の祭神を勧請し創建された古社です。三河国分寺の鎮守社として信仰の対象となり、特に長く当地を支配した今川家から篤く庇護されました。江戸時代に入ると幕府から庇護され朱印地150石が安堵されました。本殿は室町時代中期に建てられた古建築物で、当時の本殿建築の遺構が非常に少なく意匠や保存状態も優れている事から国指定重要文化財に指定されています。 | ・愛知県 ・豊川市 | |
・津島神社 | ・天正19年 | 津島神社は欽明天皇元年に対馬に祀られていた建速須佐之男命の和魂を遷し創建した古社で、弘仁9年に嵯峨天皇から正一位と日本総社の称号を賜るなど天皇や朝廷から崇敬され格式の高い神社です。一方、平安時代に編纂された延喜式神名帳などの古記録には社名が記載されていない事から平安時代末期頃に創建された説もあります。中世は尾張国の守護として長く当地を支配した織田家に崇敬庇護され、社領の寄進や社殿の造営が行われました。織田家が没落後は豊臣家、江戸時代は尾張徳川家が庇護し社領1293石が安堵されています。楼門(神社山門)は室町時代末期に建てられた古建築で貴重な事から国指定重要文化財に指定されています。又、津島神社は全国に広がる津島信仰の本社として多くの参拝者が訪れています。日本神社百選。 | ・愛知県 ・津島市 | 国指定 |
・尾張大国 ・霊神社 | ・室町初期 | 尾張大国霊神社は崇神天皇7年に創建されたと伝わる古社で、境内には古代の祭祀場とも言われる磐境が設けられています。近くに尾張国府が開かれた事から尾張総社として国の祭事を司り、格式も高く平安時代後期の延喜式神名帳にも式内社として記載されています。戦国時代には織田信長や豊臣秀吉、江戸時代には尾張徳川家から崇敬庇護され、社領の寄進や社殿の造営が行われています。楼門(神社山門)は室町時代初期に造営されたもので国指定重要文化財に指定されています。 | ・愛知県 ・稲沢市 | 国指定 |