妙法寺: 楼門

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妙法寺(山梨県・富士川町)

妙法寺(山梨県・富士川町)概要: 妙法寺は飛鳥時代の持統天皇7年(693)に、修験道の開祖役行者により創建されたと伝わる古刹です。鎌倉時代に日蓮宗の開祖日蓮により感化された恵頂阿闍梨・善智法印が日蓮宗に改宗し仁王山護国院金胎寺から徳栄山妙法寺に改めています。戦国時代には甲斐守護職の武田家から庇護され十世住職には武田信玄(躑躅ヶ崎館の城主)の叔父にあたる日薬が就任し、天文年間(1532〜1554年)に現在地に境内地周辺に寺領が安堵され堂宇の造営が行われ、現在でも信玄自筆、花押入りの古文書が寺宝として残されています。武田家の勢力が大きく後退した天正9年(1581)には境内周辺は徳川領となり、同年に徳川家康が禁制を発布、江戸時代には歴代徳川将軍家から寺領を安堵され現在でも多くの朱印状が残されています。三門は明治30年(1897)の建物で、入母屋、桟瓦葺(下屋庇:瓦葺)、鯱付、正面軒唐破風、五間三戸、十二脚二重楼門、桁行23m、梁間7m、高さ25m、外壁は真壁造り板張り、上層部高欄付、下層部仁王像(制作年:鎌倉時代中期)安置、「徳栄山」の山号額、山梨県最大級の楼門建築です。室町時代の金銅金具装笈は山梨県指定文化財に指定されています。

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