大雄寺: 楼門

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大雄寺(岐阜県・高山市)

大雄寺(岐阜県・高山市)概要: 大雄寺は鎌倉時代に吉城郡上広瀬村(岐阜県高山市国府町広瀬)に善恵房証空上人によって開かれた寺院で。善恵房証空上人は加賀権守源親季の長男として生まれ、幼少時に内大臣久我通親の養子となり、元服後に法然上人の弟子となり、厳しい修行の上に高弟の一人に数えられました。建暦2年(1212)に法然上人が死去すると、慈円から譲り受けた西山善峰寺北尾往生院(三鈷寺)に移り住み西山派の開祖となっています。大雄寺は戦国時代の天正14年(1586)に豊臣秀吉の家臣である金森長近が高山城を築城した際、城下町(高山城の防衛の一環として町割りされた寺町)である現在地に境内を移され源誉受徳上人により浄土宗に改め飛騨地方最初の本願念仏の道場としました。大雄寺山門は江戸時代後期の文化4年(1807)に造営された古建築物で、入母屋、銅板葺(下屋庇:銅板葺)、三間一戸、八脚二重楼門、、桁行7.85m、梁間4.53m、外壁は真壁造り板張り(柱:桂材)、上層部内部に十六羅漢像と釈迦如来像安置、花頭窓、高欄付、下層部左右には仁王像安置、「東林山」の山号額、棟梁は飛騨の匠水間相模、高山市指定文化財に指定されています。

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