福井県 :町屋(町家)・建築

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町屋(町家)・歴史・観光・見所
熊川宿熊川宿は天正17年(1589)に当時の領主浅野長政により熊川宿若狭街道(鯖街道)の宿場町として整備された町です。江戸時代に入ると物資の運送が盛んになり、特に若狭湾で採れた鯖が新鮮の内に京都まで届ける事が出来、名物として大量に運ばれた事から「鯖街道」とも呼ばれました。当地は近江国と若狭国に接する土地柄だった事から近江国側の宿場の端には熊川番所が設けられ人物や荷物の出入りの管理が行われていました。又、熊川宿が舟運の最終湊だった事から、当地で荷揚げされるなど経済的、行政的の中心地として繁栄し、若狭街道随一の宿場町となりました。現在でも古い町家や水路、石橋などが数多く残され平成8年(1996)に名称「若狭町熊川宿伝統的建造物群保存地区」、種別「宿場町」、面積「10.8ヘクタール」として国(文部科学省)の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

小浜西組小浜西組は江戸時代初期に小浜城の城下町として整備された町です。小浜西組小浜城は小浜藩の藩庁、藩主居館が置かれた為、小浜の町は藩都として多くの家臣団が住み、その消費地と北前船の寄港地として物資の集積場にもなりました。その為、経済的にも発展し、人口も増加した事で貞享元年(1684)に町民町を東組、中組、西組の3区画に分けて再編成が行われ現在の敷地割の原型が計画されました。西組では東が商家町、西が茶屋町、後瀬山麓と西端部に寺町となり、現在でも踏襲されています。現在でも小浜市小浜香取及び小浜飛鳥の全域、 並びに小浜男山、小浜鹿島、小浜貴船、小浜大原、小浜浅間、小浜白鳥、小浜日吉、小浜住吉、小浜神田、及び青井の各一部が往時の町並みが色濃く残され平成20年(2008)に名称「小浜市小浜西組伝統的建造物群保存地区」、種別「茶屋町、商家町」、面積「19.1ヘクタール」として国(文部科学省)の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

【南越前町】−南越前町は北陸街道(北国街道)の宿場町だった南越前町今庄宿の宿場町として発展した町です。古くからの交通の要衝で、古代北陸道の「鹿蒜駅」が設置、平城宮跡地で見つかった木簡では「返駅子」と表記され、鎮守である鹿蒜神社は文武天皇二年(698)の創建で延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳にも式内社として記載されています。交通の要衝だった事から度々戦場にもなり大きな被害を受けましたがその都度再興され、江戸時代初期に福井藩初代藩主結城秀康によって宿場町として整備され現在に近い町割が行われました。江戸時代後期には上町、観音町、中町、古町、新町の5つの町で構成され、宿場内には家屋290軒、本陣1軒、脇本陣1軒、旅籠55軒、茶屋15軒、問屋3軒、娼屋2軒、縮緬屋2軒、鳥屋15軒等が設置され越後国側の宿場町としては最大規模となりました(福井宿は福井城の城下町だった為に例外とした)。現在でも南北約1.5キロに町屋建築が軒を連ね良好な町並みが残っています。

【三国町】−三国町は古くから港町として発展した町で大和朝廷の水軍の軍港、三国町古代の大陸に存在した渤海とも交流した国際港でもありました。中世になると東大寺領などの荘園物資の積出港として重要視され、戦国時代に入ると経済的、軍事的な理由から越前国守護職で一乗谷の朝倉家や北の庄城の柴田勝家の保護を受け、特に江戸時代に入ると北前船の寄港地、九頭竜川、足羽川、日野川舟運の拠点、福井城の外港など幾つもの要素が重なり大きく発展しました。港には数多くの町屋が建てられ、明治時代中期まで繁栄が続いた事で洋風建築なども建てられました。現在でも良好な町並みが残され往時の繁栄を感じられます。
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町屋(町家)・建築(現存)一覧表

 福井県:町屋建築一覧
市町村 名称 建築年 概要 主要遺構 備考
白 若狭町 旧逸見家住宅 江戸末期 木造2階、切妻、桟瓦葺 店舗・主屋 町指定
  若狭町 旧問屋倉見屋 文化6年 木造2階、切妻、桟瓦葺 店舗・土蔵 国指定
  若狭町 旧問屋菱屋 木造2階、切妻、桟瓦葺 店舗
  南越前町 京藤甚五郎家 天保年間 木造2階、切妻、桟瓦葺 店舗 県指定
  南越前町 若狭屋 江戸末期 木造2階、切妻、鉄板葺 主屋 国登録
  南越前町 旧増尾家住宅 文政6年 木造2階建、兜造、茅葺 主屋 国登録
  小浜市 森下家住宅 明治後期 木造2階、切妻、桟瓦葺 店舗 国登録
  坂井市 旧岸名家住宅 江戸後期 木造2階、切妻、桟瓦葺 店舗 国登録
  坂井市 坂井家住宅 明治時代 木造2階、切妻、桟瓦葺 店舗 国登録
  坂井市 魚志楼 明治時代 木造2階、切妻、桟瓦葺 店舗 国登録
             
住宅設計


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