大石寺: 楼門

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大石寺(静岡県・富士宮市)

大石寺(静岡県・富士宮市)概要: 大石寺は鎌倉時代後期の正応3年(1290)に日興上人(日蓮の6人の弟子の1人)が南条時光の外護を受け創建された日蓮正宗の寺院(大本山)です。南条時光は駿河国上野郷(現在の静岡県富士宮市北西部)の地頭で、幼少時に南条家の家督を継ぎ、熱心な法華経信者で、度々身延山の日蓮に供養の品々を送っています。その後、日興上人と共に鎌倉幕府の宗教弾圧に抵抗するなど関係を深めた事で、日興上人が身延山を離れると富士山麓の大石ヶ原に広大な土地を寄進し、そこに大石寺が創建され大旦那となっています。往時は富士五山、興門八本山に数えられ、日蓮宗の大寺院として発展しました。大石寺三門(山門)は江戸時代中期の正徳2年(1712)に日宥上人の発願で、6代将軍徳川家宣と正室の天英院(近衛熙子:父は近衛基熙、母は後水尾天皇の娘・戒名:天英院殿従一位光誉和貞崇仁尊儀)の外護を得て享保2年(1717)に造営された建物で、五間三戸、入母屋、銅瓦棒葺(下屋庇:銅瓦棒葺)、十二脚二重楼門、、桁行24m、梁間11m、高さ22m、外壁は真壁造り板張り、木部朱塗り、静岡県指定文化財に指定されています。五重塔は寛延2年に建てられたもので、三間五重塔婆、銅板葺、高さ33.4m、国指定重要文化財に指定されています。

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